今日から効き目が見える薄毛対処法

2024年6月
  • 女性の薄毛も加齢が原因?そのメカニズムとは

    円形脱毛症

    「最近、髪のボリュームが減ってきた気がする」「分け目が目立つようになったかも」女性も年齢を重ねるにつれて、髪質の変化や薄毛の悩みを抱える方が増えてきます。男性の薄毛とは異なり、女性の薄毛は生え際が後退するのではなく、頭部全体の髪が細くなったり、密度が低下したりする「びまん性脱毛症」という形をとることが多いのが特徴です。この加齢による女性の薄毛の主な原因の一つとして考えられているのが、女性ホルモンの減少です。女性ホルモンの一つであるエストロゲンには、髪の成長を促進し、ハリやコシを保つ働きがあります。しかし、閉経期を迎える40代後半から50代にかけて、エストロゲンの分泌量が急激に減少します。これにより、髪の成長期が短くなり、休止期に入る髪の割合が増えるため、抜け毛が増えたり、新しい髪が細く弱々しくなったりするのです。また、エストロゲンの減少は、相対的に男性ホルモンの影響を受けやすくする可能性も指摘されており、これが薄毛を助長することもあります。さらに、加齢に伴う頭皮の血行不良も薄毛の原因となります。年齢とともに血管が硬くなったり、血流が悪くなったりすると、髪の毛の成長に必要な栄養素が毛根まで十分に届きにくくなります。その結果、毛母細胞の働きが低下し、健康な髪が育ちにくくなるのです。その他にも、長年の紫外線ダメージの蓄積による頭皮の老化、タンパク質やコラーゲンの減少による頭皮の弾力低下、抗酸化力の低下なども、加齢による薄毛に関与していると考えられています。これらの要因が複合的に絡み合い、徐々に薄毛が進行していくのが、加齢による女性の薄毛のメカニズムと言えるでしょう。