ノコギリヤシのサプリメントを飲み始めたものの「1ヶ月経っても全然髪が増えない」「変化がないから飲むのをやめようか」と早々に見切りをつけてしまう人が後を絶ちませんがこれは非常にもったいない判断であり育毛のメカニズムを誤解していると言わざるを得ません。そもそもヘアサイクルという髪の成長周期は数年単位で回っており休止期に入って抜けた毛穴から次の新しい髪が生えてくるまでには健康な状態でも3ヶ月から4ヶ月の準備期間が必要です。さらにその産毛が肉眼で確認できる太さに育つまでにはさらに数ヶ月を要します。医薬品であるフィナステリドでさえ効果判定には最低6ヶ月が必要とされる中穏やかな作用を持つ天然成分のノコギリヤシに即効性を求めるのは土台無理な話なのです。ノコギリヤシが体内で5アルファリダクターゼの働きを阻害しDHTの生成を抑制する環境が整うまでにはある程度の時間が必要です。最初の変化として現れるのは「髪が増える」ことではなく「抜け毛が減る」あるいは「頭皮のベタつきが解消される」といった守りの効果です。多くのユーザーの実感として飲み始めて3ヶ月頃から枕元の抜け毛が減ったことに気づき半年から1年経過した頃に髪にコシが出てきたと感じるケースが一般的です。つまりノコギリヤシによる育毛は年単位のプロジェクトとして捉えるべきなのです。また途中で服用をやめてしまうと抑制されていた酵素の働きが再び活発になり元の薄毛進行モードに戻ってしまうため継続こそが命となります。焦りはストレスを生みストレスは血管を収縮させて育毛を阻害します。「今日は変化なし」と毎日鏡を見て一喜一憂するのではなく「来年の自分のために種を撒いている」という広い心でルーチンワークとして淡々と飲み続けること。その忍耐強さと継続力を持った人だけがノコギリヤシという自然の恵みを最大限に享受し将来の髪を守り抜くことができるのです。ノコギリヤシの効果を最大化させたいと願うなら単独で摂取するよりも「亜鉛」をセットで摂ることを強くお勧めします。この二つは育毛サプリメント界における「最強のタッグ」とも呼ばれており多くの育毛サプリで同時に配合されているのには明確な科学的根拠が存在します。まずノコギリヤシの役割は前述の通り5アルファリダクターゼを阻害してDHTの生成を抑える「守り」にあります。一方亜鉛は髪の主成分であるタンパク質「ケラチン」の合成に不可欠なミネラルです。どれだけノコギリヤシで抜け毛の原因をブロックしても髪の材料となる亜鉛が不足していれば新しい髪を作ることはできません。