天然成分「ヘナ」は薄毛の救世主か
化学染料による頭皮ダメージを懸念する人々の間で、古くから愛用されているのが「ヘナ」です。ヘナはインド原産の植物(ミソハギ科)の葉を乾燥させて粉末にしたもので、これを水で溶いて髪に塗ることで、ローソンという色素がタンパク質に絡みついてオレンジ色に発色します。ヘナの最大の特徴は、化学物質を一切使わない100%天然成分であるため、ジアミンアレルギーの人でも安心して使えるという安全性です(※ただし、ケミカルヘナと呼ばれる化学染料入りのものもあるので注意が必要)。さらに、ヘナには染毛効果だけでなく、高いトリートメント効果やデトックス効果があると言われています。ヘナの成分が髪の空洞を埋めてくれるため、細く弱った髪にハリやコシを与え、一本一本を太く丈夫にする効果が期待できます。また、頭皮の余分な皮脂を取り除き、毛穴をきれいにする作用や、抗酸化作用、殺菌作用もあるとされ、頭皮環境を整えて抜け毛を予防する効果もあると言われています。まさに、染めながら育毛ケアができる、薄毛に悩む人にとっては理想的なカラー剤と言えるでしょう。しかし、デメリットもあります。天然100%のヘナはオレンジ色にしか染まらないため、黒髪を明るくすることはできず、白髪部分が派手なオレンジになってしまうことがあります(インディゴという植物と混ぜることでブラウン系にすることは可能)。また、独特の草の匂いがあることや、施術に時間がかかること、植物アレルギーのリスクがゼロではないことなども考慮する必要があります。それでも、「髪が痩せてきた」「頭皮が弱ってきた」と感じる人にとって、ヘナが持つ自然の力は、化学物質漬けになった頭皮をリセットし、本来の健やかな髪を取り戻すための強力な選択肢となるはずです。