「ハゲは遺伝する」と言われますが実は遺伝するのはDNAだけではありません。家庭内で受け継がれる「生活習慣」もまた薄毛のリスクを高める大きな要因となっておりこれを「生活習慣の遺伝」と呼ぶことがあります。例えば父親が脂っこい食事や味の濃い料理を好み毎晩のようにお酒を飲み休日は運動もせずにゴロゴロしているような家庭であれば子供も自然と似たような食生活やライフスタイルを身につけて育ちます。高脂質・高カロリーな食事は頭皮の皮脂分泌を過剰にし肥満を招きます。肥満は血流を悪化させホルモンバランスを乱す原因となります。また夜更かしをする習慣やストレスを溜め込みやすい性格的な傾向も家庭環境の中で知らず知らずのうちに受け継がれていくものです。もしあなたの家系に薄毛の人が多いのであれば遺伝子レベルでのリスクに加えてこうした「薄毛になりやすい生活習慣」までセットで受け継いでしまっている可能性を疑う必要があります。遺伝子は変えることができませんが生活習慣は自分の意志で断ち切ることができます。まずは実家の食卓を思い出してみてください。揚げ物が多かったり野菜が少なかったりしませんでしたか。もしそうなら意識的に食事の内容を変え野菜や魚中心のメニューに切り替えましょう。睡眠時間は十分でしたか。もし夜型の生活が当たり前だったなら朝型の生活にシフトしましょう。こうした負の連鎖を自分の代で断ち切ることは自分自身の髪を守るだけでなく将来自分の子供に健康的な生活習慣を引き継ぐことにも繋がります。AGAの発症には遺伝的素因という種と生活習慣という土壌の両方が必要です。いくら種があっても土壌が痩せていれば芽は出にくいものです。親と同じ道を歩まないためには親の背中を見て「反面教師」とし自分自身の健康管理を徹底するという強い意志を持つことが大切です。生活習慣という後天的な要素を見直すことで遺伝という先天的なリスクを最小限に抑え込むことは十分に可能なのです。