ヘアカラーの色味や明るさを工夫することで、視覚効果を利用して薄毛を目立たなくさせることができるのをご存知でしょうか。逆に、色選びを間違えると、地肌の透け感を強調してしまい、薄毛の印象を強めてしまうこともあります。薄毛カバーのための色選びの鉄則は、「地肌と髪色のコントラスト(明度差)を減らす」ことです。日本人の地肌は白〜薄い肌色ですが、髪が真っ黒だと、そのコントラストが強くなり、髪の隙間から見える地肌がくっきりと浮き上がって見えてしまいます。そこで、髪色を少し明るくして(ダークブラウンやアッシュブラウンなど)、地肌の色に近づけることで、境界線をぼやかし、地肌の透け感を目立たなくさせることができます。ただし、明るくしすぎると(金髪に近いレベル)、髪の毛自体の存在感が薄くなり、逆にボリュームがなく見えてしまうこともあるため、6〜8トーンくらいの自然な明るさがおすすめです。また、色の系統としては、膨張色である暖色系(赤みやオレンジみのあるブラウン)を選ぶと、髪をふっくらと柔らかく見せる効果があり、ボリュームアップしたような印象を与えます。逆に、寒色系(アッシュやマット)は収縮色なので、引き締まって見える分、ボリューム感は出しにくいですが、透明感が出るため、重たくなりすぎずにおしゃれに見せることは可能です。さらに、ハイライト(明るい色)とローライト(暗い色)を組み合わせる「3Dカラー」という技法も非常に有効です。髪に立体感と奥行きが生まれ、平面的な薄さをカバーすることができます。美容師に「薄毛が気にならないような色にしたい」と相談すれば、あなたの肌色や髪質、薄毛の状態に合わせた最適なカラーデザイン(「デザインカラー」や「ウィービング」など)を提案してくれるはずです。色は、あなたの髪の印象を操作する魔法です。上手く使いこなして、自信を取り戻しましょう。
薄毛を目立たせないヘアカラーの色選び