忙しいビジネスマンにとって、ジムに行く時間を確保するのは至難の業ですが、諦める必要はありません。デスクワークの合間に、オフィスで座ったままこっそりできるストレッチを取り入れるだけで、滞った血流を改善し、頭皮への栄養供給を再開させることができます。長時間同じ姿勢でパソコンに向かっていると、首や肩、背中の筋肉が凝り固まり、頭部への血流がダムのようにせき止められてしまいます。これが眼精疲労や頭痛、そして抜け毛の原因となります。まずおすすめなのが「肩甲骨寄せ」です。椅子に座ったまま、両手を後ろで組み、胸を開くようにして肩甲骨をグッと寄せます。これにより、猫背で圧迫されていた胸郭が開き、呼吸が深くなるとともに、首から肩にかけての血流が一気に流れます。次に「首のストレッチ」。首をゆっくりと前後左右に倒し、さらに大きく回します。この時、呼吸を止めずにリラックスして行うのがポイントです。首筋には頭へ血液を送る太い血管(頸動脈など)が通っているため、ここをほぐすことは非常に重要です。そして「足首の曲げ伸ばし」。机の下でつま先とかかとを交互に上げ下げすることで、ふくらはぎのポンプ機能を刺激し、下半身に溜まった血液を心臓へ押し戻します。さらに、トイレに立った際などに「前屈」をして頭を心臓より低い位置にすると、重力を利用して頭部に血液を集めることができます(立ちくらみに注意)。これらの動作を1時間に1回程度、数分行うだけでも、体は温まり、脳もリフレッシュされ、仕事の効率も上がるはずです。「忙しいからできない」ではなく「忙しいからこそ隙間時間を活用する」という発想で、オフィスを育毛ジムに変えてしまいましょう。